朝倉海の次戦は誰になる?UFC2戦目の候補と今後について
朝倉海がUFCデビュー戦で異例のタイトルマッチに挑戦し、惜しくも敗れたものの、そのパフォーマンスはUFC代表ダナ・ホワイトから高く評価されました。
現在、格闘技ファンの注目は「次戦の対戦相手」に集まっています。
本記事では、朝倉選手のUFC2戦目の候補を徹底解説し、各選手との対戦カード候補をまとめました。
UFC 310朝倉海のフライ級タイトルマッチの振り返り
1. 異例の大舞台を経験した朝倉海、次なる相手は誰か?
UFC 310において、元RIZINバンタム級チャンピオンである朝倉海選手が、デビュー戦にしていきなりフライ級タイトルマッチという異例の大舞台に挑みました。
さらに、この試合はメインイベントとして行われ、UFCの歴史の中でも極めて異例な試合として世界中のファンの注目を集めました。
試合では、現UFCフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャが2ラウンド目にバックポジションを確保し、リアネイキッドチョークで一本勝ちを収めました。
朝倉選手にとっては苦しい結果となりましたが、この試合での健闘がUFC関係者からも高く評価されています。
特に、UFC代表ダナ・ホワイトは試合後のインタビューで「朝倉海の動きは良かった」とコメントし、今後の活躍に期待を寄せる発言をしました。
このような評価を受けたことで、今後のキャリアの展開に注目が集まっています。
そこで、格闘技ファンが今最も気になっているのは「朝倉海のUFC2戦目は誰との対戦になるのか?」という点です。
すでにSNSやYouTubeなどでは、さまざまな対戦カードを想像しながら議論が飛び交っています。
本記事では、候補として挙げられている対戦相手や、彼らがどのような選手であるのかについて詳しく見ていきます。
さらに、朝倉選手が次戦で直面する可能性のあるシナリオを検証し、ファンの期待をさらに膨らませる内容をお届けします。
2. 朝倉海のデビュー戦の振り返り
UFC 310で行われた朝倉海のデビュー戦は、現UFCフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャとのタイトルマッチという異例の舞台でした。試合は序盤からパントージャの巧みなグラップリングとポジショニングが光る展開となり、朝倉選手はそのプレッシャーに耐えながらも打撃で反撃の糸口を探りました。
1ラウンドでは、朝倉選手が鋭いとび膝蹴りを繰り出し、スタンドでのスピードと距離感を活かしてパントージャの懐に飛び込みパンチを打つ場面や、カウンターのテンカオ(膝蹴り)がヒットする場面がありました。しかし、パントージャがタックルを仕掛けるとグラウンドでの主導権を握り、終盤には朝倉選手をバックポジションに追い込む場面も見られました。
2ラウンドでは、パントージャがさらに積極的に打撃を繰り出してバックを奪いそのままテイクダウン、そしてリアネイキッドチョークでフィニッシュ。朝倉選手は終始冷静に対応しつつも、グラウンド技術で王者との差を見せつけられる結果となりました。
朝倉選手の長所としては、打撃でのスピードや距離感の調整が挙げられます。
一方で、トップクラスのグラップラーに対するディフェンス能力や、ポジショニングでの対応力は課題と言われています。この試合は彼にとってUFCでの課題を再確認する貴重な経験となったことは間違いありません。
朝倉海のUFC2戦目について
先日UFCのフライ級ランキングが更新され、朝倉海選手はフライ級の14位に入りました。このことも踏まえて朝倉海の次戦は誰になる可能性があるのか、名前が挙がっている選手を一人ずつまとめていきます。
3. 朝倉海のUFC2戦目としてSNSで挙がっている対戦相手候補
ブランドン・ロイバル(1位)
ブランドン・ロイバルは今年10月、UFCファイトナイト・ラスベガス98で平良達郎選手と対戦し、スプリット判定で勝利を収めました。この試合は非常に白熱した内容で、その日「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を受賞するほどの名勝負となりました。
ロイバルはパントージャと朝倉海の試合を会場で観戦しており、試合直後にはカメラに向けて次のようにコメントしました。
「レベルってものがあるんだ。アウトサイダーの選手を連れてきてもダメなんだ。アウトサイダーから来てもベルトは取れない。」
彼の発言は朝倉海を挑発するものであり、次戦での対戦相手としてロイバルが浮上する可能性は十分に考えられます。
ブランドン・モレノ(2位)
フライ級ランキング2位のブランドン・モレノは、現在22勝8敗2分の戦績を持つトップストライカーです。彼のボクシング技術とスピードは朝倉海の強みと共通する部分があり、ファンにとっても注目のカードとなるでしょう。
モレノは11月3日のUFCファイトナイトでアミル・アルバジと対戦し、得意の打撃で圧倒して勝利。この試合の解説を務めていたのが朝倉海選手でした。試合後、朝倉選手は「モレノは本当に強い。戦いたい」と意欲を見せており、次戦での対戦相手として希望する可能性があります。ただし、モレノの攻撃力や経験を考えると、相性的には朝倉選手にとって不利と見る声もあります。
カイ・カラ=フランス(4位)
25勝11敗の戦績を持つランキング4位のカイ・カラ=フランスは、スタンドでの打撃力が特徴の選手です。過去に朝倉海との直接的な接点は少ないものの、カラ=フランスが「俺が本物のカイだ」とコメントしたことがあり、「本物のカイ」を決める因縁の対戦が組まれる可能性もあります。
ただし、SNSやファンの間でこのカードが話題になることは少なく、現時点で実現の可能性は低いと見られています。
カイ・カラ・フランス「UFCがカイという男(朝倉海)を連れてくるらしいが本物のカイは俺の方だ」「いきなりビッグネームと戦うなんて甘い考えは良くない」
平良達郎(5位)
平良達郎選手は16勝1敗の戦績で、フライ級ランキング5位。先日行われたブランドン・ロイバルとの試合では、5ラウンドの激戦を繰り広げ、スプリット判定で敗北しましたが、海外メディアからも高く評価されました。
平良選手の特徴は、パントージャに似た戦い方で、バックポジションを取る技術に優れている点です。そのため、今の朝倉海選手と対戦すれば、平良選手が勝つ可能性が高いという声も多く聞かれます。この試合は日本人同士の注目カードとして話題性は十分ですが、朝倉選手にとっては厳しいマッチアップとなるでしょう。
マネル・ケイプ(9位)
マネル・ケイプとは、RIZIN時代に2度対戦して1勝1敗の因縁があります。その後、ケイプはUFCに移籍し、朝倉選手とも海外遠征中に交流を深め、YouTube動画にも登場するなど親交がありました。
フライ級参戦後、3度目の対戦が実現する可能性が浮上しており、ケイプ自身も前向きな姿勢を示しています。彼は「本当は海がチャンピオンになってから対戦したかったが、日本大会で再戦するのも悪くない」とコメントしており、日本のファンを沸かせるカードとして期待されています。
鶴屋怜(ランク外)
UFC参戦中の鶴屋怜選手は、パラエストラ柏に所属する新鋭ファイターです。鶴屋選手は、朝倉海とパントージャの試合後、「朝倉海はUFC王者にふさわしくない」とX(旧Twitter)に投稿し、物議を醸しました。この発言は炎上を引き起こしましたが、鶴屋選手の主張に理解を示す声も少なくありません。
鶴屋選手は「自分こそが最初の日本人UFC王者になる」と公言しており、朝倉選手との対戦は日本人ファイター同士のビッグカードとして注目を集める可能性があります。ランキング外ではあるものの、因縁が生まれたことでファンや関係者の間では「ぜひ実現してほしい」との声も高まっています。
補足情報
- その他の候補
デイブソン・フィゲイレード(元フライ級王者)のフライ級復帰戦が実現すれば、朝倉選手とのマッチアップも考えられます。さらに、新進気鋭の選手を対戦相手に据える可能性もあります。
4. UFC日本大会2025の可能性
UFC代表ダナ・ホワイトは、2025年に日本で「Fight Night」を開催する可能性を示唆しています。
本当に実現するかは未定ですが、日本は総合格闘技の伝統的な拠点であり、UFCにとっても新たな市場拡大の機会となるでしょう。日本大会が実現すれば、UFCのブランド価値を日本国内でさらに高めるだけでなく、地元ファンに直接試合を観戦する機会を提供することで、日本での人気が大幅に向上することが期待されます。
特に、日本人選手にとって日本大会は大きな意義を持ちます。
現在、日本にはUFCチャンピオンを目指しているMMAファイターが非常に多く存在します。
地元で試合を行うことでモチベーションが向上し、多くのファンの声援を背にして戦えるのは選手にとって大きなアドバンテージとなります。
朝倉海選手が日本大会に出場すれば、彼の知名度や人気はさらに高まり、UFCの日本市場におけるプロモーションにおいても重要な役割を果たすでしょう。
また、UFC日本大会は地元メディアの注目を集めるため、日本における総合格闘技全体の発展にも寄与します。
RIZINなどの国内団体とも協力の可能性があり、総合格闘技ファンにとっては夢の舞台となるでしょう。さらに、朝倉海選手がUFC日本大会で勝利を収めれば、日本人選手としての地位を確立し、今後のキャリアにも大きな弾みをつけることが期待されます。
さらにはRIZINとの関係も良好のように見えることもあり、今までは考えられなかったような見たこともないようなサプライズが来年は待っているかもしれません。
UFC日本大会はどのように開かれるの?
UFCが2025年に日本大会を開催する可能性について、多くのファンが「本当に実現可能なのか?」と疑問に思うかもしれません。
その背景には、日本国内で大会を開催するための会場確保が非常に難しいという現実があります。
特に東京都内やアクセスの良い会場は需要が高く、格闘技イベントのために確保するのは容易ではありません。
もし本当にUFC日本大会を開くとしたらどのような流れになるのか
この点について、DEEPの佐伯繁代表がYouTubeチャンネル「ジョビンチャンネル」で語った内容が参考になります。
佐伯代表によると、人気の会場はどの企業も約1年前から予約を入れており、会場を確保するには早期の計画が必要です。また、単に予約が早ければ良いというわけではなく、会場側は貸出先に一定の興行実績や信頼性を求めるため、UFCのような海外プロモーションが突然日本で開催を決定するのは現実的に難しい状況にあります。
しかし、UFCが日本で大会を実現するための方法が全くないわけではありません。
その1つとして考えられるのが「興行権を購入する」という方法です。
佐伯代表によれば、既に他団体が確保している会場の興行権を買い取ることで、その会場をUFCが使用できる可能性が残されているというのです。
特に現実的な選択肢として挙げられるのが、RIZINの興行権を買い取るという案です。
RIZINは2025年のスケジュールについて既に多くの会場を確保しているとされており、その中の1つをUFCに譲渡する形で大会を開催するのは現実的だと佐伯代表は指摘しています。
例えば、RIZINが予定していた大会をキャンセルし、その代わりに同じ会場でUFCが日本大会を開催するという形です。その代わり、RIZINもUFCと何らかの共同イベントをする可能性だってあるかもしれません。
もしこの方法が実現すれば、UFCが日本で大会を開くことはより具体的な可能性を帯びてきます。
さらに、RIZINの興行権を利用することで、既存の日本の格闘技ファン層を取り込みつつ、日本市場でのUFCブランドの拡大も期待されるでしょう。
5. 朝倉海の今後とUFCでの活躍への期待
朝倉海選手は、UFCでのデビュー戦こそ敗北を喫しましたが、その挑戦は多くの注目を集めました。
彼のキャリア全体を振り返ると、RIZIN時代から積み上げてきた実績とその攻撃的なファイトスタイルは、UFCでも十分に通用するポテンシャルを持っていると言われています。
彼の最大の強みは、スピードと正確さを兼ね備えた打撃技術です。特にスタンドでの距離感とカウンターのタイミングは一級品であり、これをさらに磨くことで、UFCのトップ選手とも互角以上に戦える可能性があります。一方で、グラウンド技術やポジショニングの改善が課題として挙げられます。この分野を強化することで、彼の総合力が飛躍的に向上するでしょう。
今後、彼がUFCで成功するためには、適切な相手との試合を重ねることが重要です。次戦ではランキング上位の選手と戦うことで、再びタイトル戦線に戻る道を模索する可能性があります。また、日本大会での勝利は、彼のブランド価値を高める絶好の機会となります。
ファンにとっては、朝倉海選手がどのような進化を遂げるのかが最大の関心事です。彼の努力と挑戦を見守り、応援することが、日本人選手がUFCで成功する未来を後押しすることにつながります。
6. 結論 (まとめ)
朝倉海選手の次戦は、彼のUFCキャリアにおいて極めて重要な試金石となるでしょう。
デビュー戦での敗北した経験を踏まえ、技術的・精神的な成長を遂げることで、UFCの厳しい競争を勝ち抜くことが期待されます。
朝倉海選手本人も試合後には「今までで一番悔しい」と話しており「後2年で必ずUFCのチャンピオンまでたどり着く」と前向きにYouTubeでファンにメッセージを伝えています。
また、UFC日本大会の実現は、彼にとって地元ファンの声援を受けながら戦う絶好のチャンスです。
その試合で勝利を収めれば、彼のキャリアはさらに飛躍するでしょう。
読者の皆さんも、朝倉海選手の次戦や日本大会の可能性について意見を交わし、応援を盛り上げていきましょう。
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